SEAnews 1996-10-28 ArtNo.8166

【クアラルンプル】ＤＭＩＢ Bhdは2003年のＡＳＥＡＮ自由貿易地域(AFTA)発足に向けた拡張計画に2億Ｍドルを投資する計画だ。
トンク・アハマド・トゥンク・ヤハヤ会長が同社の年次報告書の中で明らかにしたところによると、ＤＭＩＢの化学ゴルフ・ボール及びサイムスプリング工場は新設備を導入し、その製造品目を拡大する準備が完了している。同社は目下産業法廷にロータ・シフト制導入の承認を求めている。同制度は日本や欧州のタイヤ工場で広く採用されており、週7日間の設備稼働を可能にする。しかし組合側が高裁に訴状を提出したため、裁定が下されていない。ＤＭＩＢはこの他新製品の投入と、ディストリビューター網の拡張により輸出の拡大を図る。ＤＭＩＢの96年6月期税引き利益は前年の2517万Ｍドルから2888万Ｍドルに、売上は3億6641万Ｍドルから4億2077万Ｍドルに、内タイヤ販売は3億3000万Ｍドルから3億3700万Ｍドルに拡大したと言う。(MBT:10/26)