1996-10-28 ArtNo.8165
◆<馬>YTL、ホープウェルの電力子会社買収も
【香港】マレーシア企業YTLコープは香港企業ホープウェル・ホールディングズ傘下のコンソリデーテッド・エレクトリック・パワー・アジアLtd(CEPA)を買収する意向を表明した。
CEPAの60%のシェアを握るホープウェルはこのほど以上の消息を明らかにしたが、同社によれば、米国アトランタ拠点のサザンCoも、CEPAの80%の権益に対して1株18.50HKドルで買収を提案、インドネシアにおける発電事業のファイナンスが解決すれば、更に5株につき8HKドルをホープウェルに支払うとしている。ホープウェルは20%のシェアを除き、他の持ち株を手放す方針だ。サザンの同買収提案は11月半ばに開かれるCEPAの株主総会で75%の株主の承認を得る必要がある。アナリストはこうした状況からすれば、YTLの提案は遅きに失した感が有るが、依然としてチャンスは有るとしている。しかしそのためには、YTLは自分より規模の大きいCEPAの買収に十分な資金を準備せねばならない。しかしYTLのフランシス・ヨー会長は機関投資家の高い信望を得ていることから、必要資金の調達にそれほど困難はないものと見られると言う。(NST,MBT,LZ:10/26)
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