1996-10-28 ArtNo.8157
◆<星>来年は7000戸分の宅地放出、民間住宅市況一層軟化も
【シンガポール】シンガポール政府は25日、今年の6000戸を上回る7000戸分の民間住宅用地を来年放出することを確認した。 以上の数字には4000戸のエグゼクティブ・コンドミニアム用地は含まれておらず、これを加えると今年の8000戸を38%上回る1万1000戸分の用地が新規供給されることになる。
業界筋は政府の発表は市況の軟化に拍車をかけるものと見ているが、政府は去る5月に不動産投棄抑制措置を発表した際、来年は7000~8000戸の民間住宅用地を放出するとしており、今回の発表はその下限。また7000戸の内20%は土地付き住宅となるが、これも今年の25%を下回っており、99年地権の土地付き住宅価格の軟化を反映している。とは言え、アナリストは今年5月以来既に5~8%下降した民間住宅価格は、来年は更に10~15%値下がりすると見ている。(ST,BT,LZ:10/26)
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