SEAnews 1996-10-26 ArtNo.8151

【クアラルンプル】マレーシアの製造業生産は予想される輸出と国内販売の拡大で、今年第4四半期には改善を見る見通しだ。
政府をバックとする民間シンクタンクのマレーシア経済研究所(MIER)の報告によれば、調査された企業168社の内51％が生産の拡大を予想、これに対して下降を予想したものは8％にとどまった。顕著な生産の拡大が予想された部門にはプラスチック、ゴム、化学、紙製品が含まれる。38％のものは国内販売の拡大を、34％は輸出の拡大を予想した。ゴム製品／食品／紙／化学品部門は第4四半期の国内販売に楽観的で、金属製品／電気製品／機械の輸出も堅調が予想された。これらの領域の好調は、食品／木製品／化学品輸出の予想される不振を埋め合わせるものと見られる。大部分の回答者が価格、労賃、雇用の安定を予想。第3四半期の投資水準に関しては67％の者が不変、25％の者が拡大、7％の者が下降すると回答した。(ST:10/25)