1996-10-26 ArtNo.8148
◆<馬>上場予定のジョホール・ランド、ハイテク建材製造計画
【ジョホール・バル】今年末にクアラルンプル証取(KLSE)上場を予定するジョホール・ランドBhd(JLB)は高品質の住宅供給と収益基盤の強化を目指しハイテク建材製造事業への進出を計画している。
JLBのA.F.M.シャフィクル・ハフィズ重役(CEO)によると同社は目下フランス企業とオートクレイブ・コンクリート(軽量コンクリート)の製造に関する合弁交渉を進めている。これは材料コストの安定化を図る戦略の一環で、同社は既に子会社のプンビナアン・プレファブSdn Bhdを通じて生コンとコンクリート建材の製造・販売、また系列会社のTBF(M)Sdn Bhdを通じて屋根葺きタイルの製造/販売を手がけている。この種の製品の多くはシンガポールや欧米では広く使用されているが、地元市場ではまだ目新しく、大きな発展の潜在性を有する。主要株主のクリム(M)Bhd及びジョホール・コープの支援を得たJLBの事業見通しは明るく、ジョホル・バルを中心に所有する808haの土地はタウンシップや住宅の開発に利用でき、またクリムやジョホール・コープが複数の投資プロジェクトを手がけるインドネシアやフィリピン南部における不動産の開発や建材供給の機会も大きい。同社は12月に730万株を1株2.20Mドルで公開すると言う。(STAR:10/25)
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