1996-10-26 ArtNo.8142
◆<星>JTC、2年内に工業不動産開発にS$22億投資
【シンガポール】ジュロン・タウン公社(JTC)は、製造業界の需要に応じるため向こう2年間に工業用不動産の開発に22億Sドルを投資する。
JTCのウォン・ハンキム会長が24日の年次報告会で語ったところによれば、JTCはウエハー製造事業や倉庫業界の需要に応じるため同期に200haの土地を購入する計画で、97年3月期年度に2億9000万Sドル、次年度に9億5000万Sドルの予算を組んでいる。更に1億6300万Sドルを整地に、8億Sドルを工場建物の建設に投じる。
ウッド・ランズの既存パークに加え、タンピニースの84haの土地とパシル・リスの60haの土地にウエハー製造パークが設けられる。JTCは2005年までに合計25のウエハー工場を収容するパークを設ける。国内には既に4つのウエハー工場が存在し、別に2つの建設が準備されている。 チャンギ・サウスにはジュロンに続き第2インターナショナル・ビジネス・パークが設けられる。この他140ユニットの標準工場に2億6700万Sドル、フラット工場ビル7棟に5億3200万Sドルが投じられる。またキアンテックの既存5400ユニットに加え、ウッド・ランズとタンピニースに各4000ユニットの外人労働者宿舎が設けられる。
JTCの昨年度の営業収入は23%増の14億4000万Sドル、営業支出は11%増の5億9000万Sドル、営業利益は32%増の8億5000万Sドルに達した。またジュロン・ポートの荷役処理量は1230万トンで、売上は22%増の7280万Sドルが記録された。(ST,BT,LZ:10/25)
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