1995-03-10 ArtNo.814
◆<印尼>中策グループ、傘下子会社を全てNY証取に上場計画
【北京】香港拠点のチャイナ・ストラテジク・ホールディングズ(CSH:中策集団)を率いるウイ・ホンリョン氏は最終的にCSH傘下の100社近い中国企業をいずれもニューヨーク証取に上場させる計画だ。
北京釣魚台国賓館で催されたCSH傘下企業の代表者会議後、聯合早報のインタビューに応じたウイ氏は、中国国内で話題となっている“中策現象”に触れ、同氏の経営戦略には特に新鮮なものはないと謙遜した。最近人民日報は特集を組み香港を拠点に中国の多数の国営企業を買収、短期間にその経営を立て直したCSHのいわゆる“中策現象”に分析を加えた。ウィ氏によると、先ず内部の機構に改革を加え、早期に国際路線を導入、海外の有名ブランドと提携して品質の改善を図るとともに国際市場における販路を開拓する。また中国の国営企業はいずれも資金不足に直面しているため、株式市場を通じて資金を調達する必要がある。CSHとしては傘下の企業を全て海外証取、主にニューヨーク市場に上場させる方針と言う。また株式市場の妙味は手持ちの資金でどの銘柄を買うかを物色することではなく、10年先の利益を株主に分配し、株主は更にその潜在利益を資本化して、別の事業に注入することができることと言う。インドネシアのシナルマス・グループ総帥を父親とするウイ氏(47)はインドネシア生まれの中国育ちで、国籍はシンガポール、現在は専ら香港を拠点に中国ビジネスを手掛けている。(LZ:3/9)
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