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1996-10-25　ArtNo.8139

【ジャカルタ】インドネシア政府は国内にホテル・チェーンを展開する国際企業に、地元法人を設立させることにより、ホテル利益の海外流出を抑制する計画だ。
ジャカルタ・ポストが観光局幹部の言を引用して報じたところによれば、国際企業により経営される国内のホテルは海外の本部に莫大な利益を上納せねばならず、インドネシアの経常収支赤字の原因の1つになっている。現在国内の2万453室のホテルが国際ホテル会社により経営されており、これに対して地元企業により経営されるホテルは1万636室に過ぎない。こうした外資系ホテルの幹部は決裁権がないことを、地元のルールを遵守せぬ口実にしているが、地元法人を設けることによりこうした状況も改善される。以上の案は観光郵政通信局により2年前に提案されたものと言うが、その実施時期については触れられていない。(ST,BT:10/24)

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