1996-10-25 ArtNo.8134
◆<馬>FACB、向こう5年間にM$28億投資
【クアラルンプル】最大の地場コングロマリットを目指すFACB Bhdは23日、向こう5年間に28億Mドルを投じて進める一連の野心的不動産プロジェクトの詳細を発表した。
FACBのチェン・リップキョン社長(CEO兼務)によると、これらには提案されているマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)の中心に位置するエコ・メディア・シティー(スラゴール州スパン区ブキ・ウングル)が含まれる。他の2件のプロジェクトではスバンのスルタン・アブドル・アジズ・シャー・インターナショナル・エアポート付近に複数のホテルと住宅が開発される。総コスト16億5000万Mドルと見積もられるエコ・メディア・シティーの開発案は2ヶ月前に原則的な認可を得ており、目下MSC事業の調整役を務めるマルチメディア・デベロプメント・コーポレーションと詰めを進めている。完成時には650万平方フィートの粗床面積が創出され、5億Mドルの税引き前利益が見込める。サバ州におけるカランブナイ・リゾート事業には3年内に10億5000万Mドルが投じられる。ホテル4軒が建設され、ビジネスマンをターゲットとした最初の1軒は1997年年央にオープンする。これまでに土地とインフラに4億4000万Mドルが投じられており、さらに6億1000万Mドルが投じられ、他の3軒のホテル(各6/4/3スター・クラス)も1999年までに完成される。FACBは1999年までに子会社ネクサス・ホテルズ・インターナショナル傘下に9ホテル(最低3050室)を擁することになる。この内3軒はカンボジア、2軒はクアラルンプル市内に設けられる。
スルタン・アブドル・アジズ・シャー・インターナショナル・エアポート付近に3150戸の住宅を開発するプロジェクトは今年5月に認可され、1998年度利益に貢献する見通しだ。約1億Mドルの同プロジェクトはFACBコンストラクションSdn Bhdにより手がけられる。(NST,MBT,STAR:ST,BT:10/24)
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