1996-10-25 ArtNo.8130
◆<星>都市再開発局の工業不動産入札に低調な反応
【シンガポール】都市再開発局(URA)が募集した工業不動産3区画の入札には、少なからぬ主要プレヤーが棄権、1番札はアナリストの予想をやや上回るものだったが、2番札以下の価格は低調だった。
いずれも60年リース権付きのこれらの区画の内2つはカンポン・ウビ、1つはブキ・バトに位置する。ウビ・アベニュー1/パヤ・ルバル・ウェイの区画(58万6019平方フィート)には4チームが応札したものの、ウビ・アベニュー1/ウビ・ロード3の区画(58万6019平方フィート)とブキ・バトの区画(165万3361平方フィート)には各2チームが応札したにとどまった。以上3区画の最高入札価格を順に見ると、Bousteaco/ゴールドマン・ファイナンシャル・ファクターズ・リーシングの1億2000万Sドル(最大床面積を基準とした平方フィート当たり価格82.39Sドル)、チュンギムファット/チュンヘンティウの1億1380万Sドル(同上78.13Sドル)、シン・スン・リー・リアルティーの2億3889万Sドル(同上57.0Sドル)となっている。アナリストは入札者が少なかったのは景気不振を反映したものとする一方、全区画いずれにも最低価格で応札したジュロンタウン公社(JTC)子会社テクノロジー・パークスの戦術を抜け目のないものと評している。(ST,BT,LZ:10/24)
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