1996-10-24 ArtNo.8116
◆<星>不動産開発業者協会、エグゼクコンド巡る懸念表明
【シンガポール】シンガポール不動産開発業者協会(REDAS)は来月予定されるリム・フンキアン国家開発相との会談の席上、エグゼクティブ・コンドミニアムを巡る懸念を表明する方針だ。
消息筋によれば、エグエクティブ・コンドミニアムの開発用地が入札にかけられるなら、これまでの払い下げ価格を大幅に上回り、開発業者のマージンが消失する恐れがある。パシル・リスとジュロン・イーストの最初のエグゼクティブ・コンドミニアム・プロジェクトでは開発業者のピデムコ・ランドに市価を40%下回る価格で用地が払い下げられた。政府はエグゼクティブ・コンドミニアム価格に上限を設ける考えはないとしているが、市場メカニズムから価格は押し下げられる見通しだ。同筋は「入札にかけられた用地に建てられたエグゼクティブ・コンドミニアムと非入札地に建てられたエグゼクティブ・コンドミニアムの価格にどんな違いが有るだろう」と反問した。
今回の会議ではこの他、土地供給問題が取り上げられそうだ。REDASは昨年既に民間住宅開発用地の供給を制限するよう政府に提案している。(BT:10/23)
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