1996-10-23 ArtNo.8098
◆<星>STIC/NTUC、遊園地開発を海外に拡大
【シンガポール】シンガポール・テクノロジーズ・インダストリアル・コープ(STIC)とNTUCクラブ・インベストメンツの対等出資娯楽施設会社ファンポリス・アジアは12月半ばに、インドネシアのスラバヤに開発した海外初の遊園地をオープンする。
ファンポリスが61%出資、インドネシア娯楽市場進出のフラッグシップとなる同遊園地の投資額は350万米ドル。スラバヤ最大のショッピング・センター、トゥガナン・プラザ3内に設けられ、面積は3万3000平方フィート。
ファンポリスはまた、中国成都のボウリング場/娯楽センター(投資額S$460万)に25%出資している。中国娯楽市場進出の試金石となる同施設は、年内に24レーンのボウリング場とフード・コートを含む第1期工事が完了する。この他、同社はインドシナ市場への進出の可能性も窺っている。ファンポリスは娯楽施設に自ら投資するほか、海外パートナーへのフランチャイズ、ライセンシング、マネージメント・サービスの提供も検討している。昨年、ジャンクション8、パシル・リス・リゾートなど4カ所に遊園地を開設、国内に目下8施設を経営しているファンポリスは、近くマリーナ・スクエア、クラーク・キーなど4カ所のマジック・ランド施設を買収、ホウガンのNTUCライフスタイル・センターなど3カ所に遊園地を増設する計画で、国内施設は15カ所となる。
同社は当面NTUC加入者とシンガポール・テクノロジー・グループの社員を対象に優待付きのファミリー・カードの発行も予定している。(ST:10/22)
|