1996-10-22 ArtNo.8083
◆<星>米ダイヤモンド、3D製品等でクリエイティブに挑戦
【シンガポール】米国ダイアモンド・マルチメディアはモデム/3D/ビデオコンファランシング新製品を続々市場に投入、シンガポールのクリエイティブ・テクノロジーやイノメディアに熾烈な競争を挑んでいる。
ダイアモンド社幹部によると、同社製ビデオコンファランシング製品は広帯域モデムによる良好なコネクティビティーとともにグラフィック機能を兼ね備えている。ビデオコンファランシング・システムの価格は80年代の10万米ドルから昨今の1000米ドル以下に下降したが、ダイアモンドはカメラを含む全システムを500米ドルでオファーしている。同社の製品は従来のシステムが2本の電話回線を必要としたのに対して通常の電話回線1本で足り、H.324国際電気通信基準を満たしている。またマッキントッシュや主要なオペレーティング・システムに対応、加えてインターネット契約も必要としない。
同社は先月末、工学領域に適し、リアル・タイムの動作を保証するプロフェッショナルな3Dグラフィック・カード“ファイアーGL3000”を発売した。同社はこの他、オフィス向けの3D3000XLやホーム・ユーザーのゲーム需要に応じるモンスター3Dを市場に投入している。昨年は全世界で僅か2000台の3DグラフィックPC(パソコン)が販売されたが、来年は2700万台の販売が見込まれている。ダイアモンドは来年は56kbpsのモデムも市場に投入する計画と言う。(BT:10/21)
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