1995-03-10 ArtNo.808
◆<馬>豪州企業、M$18億警備艇建造契約に肉迫?
【メルボルン】オーストラリアの造船会社トランスフィールド・シップビルディング社はマレーシア海軍の18億Mドルにのぼる警備艇更新プロジェクトにさらに一歩肉迫したようだ。
先週金曜新型警備艇のデザインを公表したトランスフィールドのドックヤードを視察したオーストラリアのローバート・レイ国防相は「アジアの隣国の共同プロジェクトに参画することはオーストラリア政府にとって外交的にも、商業的にもメリットが有る。加えてオーストラリアもフリマントル級警備艇の更新を計画しており、マレーシア海軍の新型警備艇のデザインを応用することも可能だ。共同事業は両国の国防産業に様々な波及効果を及ぼすだけでなく、経費節減にもつながる」と語った。同相は昨年3月、マレーシア海軍警備艇の設計業務をオーストラリア政府がファイナンスする用意が有ると語っており、デザイン・フェーズの2000万Aドルの経費はトランスフィールドとオーストラリア政府双方が負担した。トランスフィールド社幹部も席上、オーストラリア/マレーシア両国海軍の要求を満たすデザインを武器に同社製警備艇を納入することに自信を表明した。(NST:3/9)
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