1995-03-10 ArtNo.805
◆<星>フランス国営電力会社、アジア事業にUS$20億投資
【シンガポール】フランスの国営電力会社Electricite de Franceはアジアにおける発電事業に向こう5年間に20億米ドルを投じる。
Gilles Menage会長が8日に催されたシンガポール代表事務所の開所式で語ったところによれば、同社はシンガポール事務所を通じて域内及び国際事業のパートナーを物色、アジア太平洋地域、取り分け中国、インド、インドシナ諸国の発電事業請負を目指す。向こう10年間に合弁方式によりアジア地域に2万MW(メガワット)の電力を供給する計画で、関係事業の投資額は200億米ドルにのぼる見通しだ。既に中国、インド、インドネシア、ラオス、ベトナムにおける発電事業を手掛け、香港、ジャカルタに事務所を有する同社は近く北京にもオフィスを設ける予定だ。同社は目下ラオスで600MWの水力発電所の建設に携わっており、総投資額10億米ドルの同発電所は2000年に完成する。同社の昨年の営業額は340億米ドル、純益は6億米ドルで、内85%がフランス国内における営業収入で占められた。(LZ:3/9)
|