1996-10-17 ArtNo.8030
◆<馬>ト州、珪酸カルシウム断熱材製造でSirimと技術契約
【シャー・アラム】Sirim Bhdは、トレンガヌ州政府経済計画局と地元企業の珪酸カルシウム断熱ボード製造事業に技術支援を提供する。
Sirim Bhdのザイナル・アビディン・モハド・ユソフ重役(GM)とトレンガヌ州政府のワン・モフタル首席大臣が15日催された両者の会談後記者会見したところによると、珪酸カルシウムは断熱/防火性のドア/天井/壁材として広く利用されており、マレーシアは現在、この種の材料を輸入している。トレンガヌ州ブキ・スニャムには凡そ140万トンの珪土が存在し、向こう750年の需要に応じられる。トレンガヌ州の他の5カ所でも珪土が発見されており、地元企業と合弁でその商業利用を目指す同州政府は、当初3500万Mドルを投じて年産2000トンの珪酸カルシウム・ボード工場の建設を計画している。トレンガヌ州政府とSirim Bhdは今月末にも技術移転契約に調印、1999年の操業開始を目指す。
マレーシアにはトレンガヌ州の他、ジョホール州、ペラ州、クダ州、サラワク州にも珪土が存在し、Sirimは過去12年間にわたり珪酸カルシウムの商業利用に関わる研究を続けてきた。Sirimはシャー・アラムに600万Mドルを投じ試験工場も設けている。(MBT:10/16)
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