1996-10-17 ArtNo.8025
◆<星>政府、メガ養魚場/アグリバイオ・パーク計画
【シンガポール】シンガポール政府は国内魚介類消費の40%を賄う大規模養魚場を設けるとともに、ワクチン・メーカーなどを誘致するアグリバイオテク・パークを建設する計画だ。
リム・フンキアン国家開発相が15日明らかにしたところによると、大規模養魚場は本島南の島嶼とインドネシアのリアウ諸島の周囲に設けられ、また面積10haのアグリバイオテク・パークが来年末にもリムチュカンに完成する。同パークは最近完成したモレキュラー・アグロバイオロジー研究所(IMA)を補完する。両プロジェクトの推進役を務める一次産業局(PPD)によると、アグリバイオテク・パークはインフラを整備したのち、関係企業に土地をリース、各社が独自に施設を建設することになる。これらの多国籍企業や内・外資合弁企業はIMAのR&D成果を同パークで商業化する。
大規模養魚場については、先ず400万Sドルを投じてセント・ジョンズ島沖で3年間のパイロット・プロジェクトが実施される。来年1月スタートする同パイロット・プロジェクトにはPPDと、近く組織される民間企業連合体が参加する。ノルウェーの水産養殖技術を応用し、水深10~15メートルの浮遊ネットケージの中でシーバスなどが養殖されると言う。(ST:10/16)
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