1996-10-16 ArtNo.8014
◆<馬>ドイチェ・バブコック、エンジニアリング基地構築目指す
【クアラルンプル】ドイツの電気工学会社ドイチェ・バブコックAGはマレーシアをアジア太平洋地域のエンジニアリング・センターにする計画だ。
シンガポールを拠点に過去2年来アジア太平洋地域業務を監督して来たゲルハルト・ヘベル重役(MD)がKLでMBT紙に語ったところによると、最近業務を開始したばかりのKL代表事務所のスタッフは地元エンジニア2人を含む30人で、目下アプリケーション・エンジニアを募集している。チューブ等の原料を除き、他の多くの材料は地元で生産した方が安あがりで、同社としては、マレーシアでできるものは何でもマレーシアで製造する計画だ。スチールワークやプラスチック材料の製造等多くの業務を地元業界に発注できる。既に中国に2件、インド、香港、タイに各1件合弁会社を有し、マレーシアでも合弁パートナーを物色している。同社は1億~2億5000万米ドルを投資して、域内におけるプレゼンスを確立する方針だ。マレーシアでは少なからぬ入札にも参加、最近は電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)のルム及びヨンプン発電所の建設請負に関わるプレゼンテーションを行った。1995年はほとんど利益を上げられなかったが、97年、98年には2億~3億マルクの収益を見込んでいると言う。(MBT:10/15)
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