SEAnews 1996-10-16 ArtNo.8009

【シンガポール】シンガポールの管理職の半数以上は、将来も安定した市場環境の下にその業務を遂行できると見ており、この種の楽観的見通しを抱く者の比率は、香港、米国、オーストラリア、英国に比べ最も高くなっている。
ロイター通信の委託を受けた英国の市場調査会社ベンチマークが今年3－4月の間に上記5カ国(地域)の企業管理職1313人に電話インタビューしたところ、シンガポールの管理職の56％が自社の市場環境は極めて安定していると回答した。このため4点満点の評価でシンガポールは3.6をマーク、香港の3.3、米国の3.1、オーストラリアの2.9、英国の2.5を上回った。業種別では金融機関に楽観的見通しが目立った。しかしながらシンガポールでは業務上の圧力が極めて高いとした者も27％を占め、平均値の16％を大きく上回った。業務上の圧力が今後益々高まると応えた者の比率はシンガポールの上級管理職では45％、中級管理職では35％、下級管理職では24％となっている。業種別では電気通信業界の管理職の78％が今後業務上の圧力が益々高まると回答した。なお自宅に仕事を持ち帰る管理職の比率は英国が最大の57％、米国が50％でこれに続いた。(LZ:10/15)