1996-10-15 ArtNo.8004
◆<泰>カプロラクタム、NFCに硫酸アンモミウム売り込み
【バンコク】タイ・ペトロケミカル・インダストリー(TPI)傘下のタイ・カプロラクタムは年産7万トンのカプロラクタム・プラントの副産品、硫酸アンモニアをナショナル・ファティライザー・コーポレーション(NFC)に売り込む交渉を進めている。
昨年稼働した総コスト100億バーツのプラントは、タイの年間40億バーツのカプロラクタム輸入の削減に寄与できる他、年間28万トンの硫酸アンモニアを製造する能力を有する。タイはこれまで年間50万トンの硫酸アンモニアを輸入してきた。NFC幹部によると、同社は年間20万トンの硫酸アンモニアを必要とするが、まだタイ・カプロラクタムから納入を受けるか否か、決定していない。後者はペレットと液状製品の売り込みを図っているが、NFCはペレットを希望している。硫酸アンモニアの国際価格はトン当たり100-150米ドルの間を激しく変動しており、日本と韓国の企業もNFCに売り込みを図っていると言う。(BD:10/14)
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