1996-10-15 ArtNo.7992
◆<星>蘇州タウンシップに税制優遇適応提案:リー副首相
【シンガポール】シンガポールは中国当局に高品質のハイテク・プロジェクトに税制優遇措置を適用するよう提案した。
リー・シエンロン副首相が13日に閉幕したシンガポール・スーチョー(蘇州)インダストリアル・パーク(SIP)の中国シンガポール合同執行委員会第3回会議に出席後語ったところによると、中国が今年4月1日から施行している新税制の下、資本財に最大40%の輸入関税が課されるようになったため、SIPへの投資も鈍化傾向を見せている。そこで個々のプロジェクトのメリットを検討した上、ケース・バイ・ケースで特恵待遇を適応することを提案した。特に一連のチェーン・プロジェクトの呼び水になるようなキー・プロジェクトに照準を合わせる必要がある。例えばシンガポールではパイオニア・ステータスのような税制優遇措置が設けられているが、中国の場合は、資本財輸入に対する関税のカットや関連事業をカバーする幅の広いビジネス・ライセンスの供与が考えられる。この他、シンガポール代表は労働者の居住問題を提起した。外国企業が大規模な住宅施設を提供することは不可能で、シンガポール・サイドはSIP執行部と同問題を検討する方針と言う。(ST,BT,LZ:10/14)
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