SEAnews 1996-10-14 ArtNo.7984

【クアラルンプル】マレーシア医療産業協会(AMMI)のメンバー21社は昨年、前年比18.9％増の13億3000万Ｍドルの売上を達成した。
ＡＭＭＩの報告書によれば、この内輸出が12億9000万Ｍドルにのぼった。最大の輸出市場は引き続き欧州で全体の39％を占め、米国が38.7％で2位につけた。国内売上は3930万Ｍドルにとどまったものの、一昨年の2280万Ｍドルを72.5％上回った。今年の内外売上は昨年比9.3％増が見込まれている。医療品はラテックス製品と非ラテックス製品から成り、前者売上が9億8260万Ｍドル、後者が3億4600万Ｍドルだった。今年は非ラテックス製品のシェアが22.9％から27.4％に拡大するものと予想されている。また一昨年は高付加価値製品売上が前年の7億520万Ｍドルから8億4520万Ｍドルに20％成長、こうした趨勢は今後も持続する見通しだ。地元原料使用率は63.3％。ＡＭＭＩメンバーは1989年の5社から21社に拡大しており、その中にはＢ.ブラウン、バクスター・ヘルスケア、ユーロメディカル、ジェネラル・エレクトリック、ジョンソン＆ジョンソン等が含まれる。ＡＭＭＩの雇用総数は1万6400人、累積固定資産投資は11億Ｍドル、研究開発費は総売上の1％。(NST:10/12)