1996-10-12 ArtNo.7968
◆<馬>工業規格研究所、来年半ばよりQS-9000認定開始
【プタリン・ジャヤ】マレーシア工業規格研究所(SIRIM)は来年半ばにもQS-9000の認定業務を開始する。
SIRIMのモハド・アリフィン・アトン所長が10日催されたQS-9000セミナーで語ったところによると、世界貿易機構(WTO)の合意に基づき市場が開放されれば、関税保護や地元部品使用率等の規定は廃止されることから、地元サプライヤーは今から生存競争に勝ち抜く準備をせねばならない。その際は品質保証が顧客獲得の先決条件となり、QS-9000等の認定を受けることが必要とされる。同認定は米国、欧州、オーストラリアの自動車部品市場を開拓する際に今後不可欠になる。SIRIMはQS-9000認定作業の準備を整えており、十分な鑑定者が備わった段階で、来年半ばから認定作業を開始すると言う。
一方、ジェネラル・モーター・タイランド幹部によると、同社は目下タイにおける製造業務に必要な部品をマレーシアから調達することを計画しており、サプライヤーを物色している。まだ具体的な品目は決まっていないが、サプライヤーはQS-9000の認定を事前に取得する必要があると言う。(STAR:10/11)
|