1996-10-12 ArtNo.7967
◆<馬>自動車部品のデロイド、上場機に内/外市場の開拓加速
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)一部上場を目指す自動車部品製造会社デロイド・ベンチャーズBhdは国内における相手先商標製造業者(OEM)及びスペアー・パーツ市場のシェア拡大を図るとともに、海外市場の開拓にも本腰を入れる。
デロイドがその上場目論見書の中で明らかにしたところによると、拡張を目指す製品領域には車内/社外ミラー、ドア・ラッチが含まれ、海外のサプライヤーとの合弁も計画されている。ミラー・レンズに関してはドイツ企業との技術協力協定が近く結ばれる。同社は目下、警報装置、セントラル・ロック、ドア・ミラー、パワー・ウィンドウ、ホイール・カバー、カーペット、キャップ・センター、サード・ブレーキ・ライト等を製造、トヨタ、ホンダ、プロトン、カンチル、ルサ、ダイハツ、フォード等に供給している。製品は中東、米国、シンガポール、ニュージーランド、フィリピン、パキスタン、スリランカにも輸出されており、12月に予定されるタイのトヨタ工場へのラジオ・アンテナの初出荷が目下準備されている。またインドネシアの国産車ティモルへの部品納入も年内に実現する見通しだ。同社は額面1Mドルの新株323万6000株と譲渡株489万株を4Mドルで公開、内192万6000株は同社の取締役や職員に配分され、残りが公募に付される。公募分の30%はブミプトラ向けとなる。これにより調達される3260万Mドルの一部はペラ州タンジュン・マリムの工場建設資金600万Mドルに充当されると言う。(NST:10/11)
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