1996-10-11 ArtNo.7960
◆<比>英国大使ら、ビジネスに対する政治干渉に懸念
【マニラ】英国のアドリアン・ソープ大使は火曜フィリピン政府のビジネスに対する過剰干渉に懸念を表明した。
英国ビジネス代表団との共同記者会見の席上同大使が語ったところによれば、英国投資家の間にはフィリピンにおける契約の信頼性に懸念を抱くものが出ている。例えば昨年GECマコーニーは十数億ドルのレーダー・システムの納入契約を獲得したが、その後政府は契約額が高すぎるとして、反故にした。またスービク湾コンテナ・ターミナルの経営に関わる入札結果の見直しもその例と言う。
アメリカ商業会議所(ACC)も2週間前にある種の法規の施行遅延やルールの中途変更に懸念を表明した。ACCは特に懸念される領域としてエネルギー、電気通信、鉱業、知的所有権を挙げた。(ST:10/10)
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