1996-10-11 ArtNo.7954
◆<馬>ナジブ教育相、党副総裁補にトップ当選
【クアラルンプル】ナジブ・トゥン・ラザ教育相は10日行われた与党統一マレー国民組織(UMNO)の中央役員選挙で副総裁補(3人)にトップ当選を果たし、未来の副首相候補としての地歩を固めた。
ナジブ氏は1483票を獲得、前回アンワル副首相に率いられる少壮派の攻勢で落選したバダウィ外相が1053票で2位に着けた。現職のスラゴール州のムハマド・タイブ首席大臣も1045票で再選されたが、同じく現職のムヒディン・ヤシン青年体育相は落選した。副総裁補選は7人の候補により争われたが、中央事務局は当選者3人以外の候補の得票数は発表しなかった。
25人の中央執行委員は55人の候補により争われ、15人が再選され、10人が新人と交替した。マハティール首相とアンワル副首相が務める正副総裁ポストには党内の合意に基づき挑戦する者がなかった。
マハティール首相は党大会の開幕式の席上、金銭で票の買収を図る候補者は全て拒否するよう呼びかけたが、思わず落涙、声を詰まらせるハプニングも生じた。首相は改選結果判明後、内閣を改造する考えを否定した。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:10/11)
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