1996-10-11 ArtNo.7951
◆<星>チャイナ・スクエアF区画に僅か2社が入札
【シンガポール】シンガポールのオフィス街ラッフルズ・プレースに隣接したチャイナ・スクエアF区画の入札には、ストレーツ・トレーディング・カンパニーの子会社(ミアベイル・ホールディングズ)とファー・イースト・オーガニゼーションが3億800万Sドル(平方フィートS$589)と2億3510万Sドル(同S$450)で応札したにとどまった。
ストレーツ・トレーディングの同入札価格はアナリストらが予想した3億~3億5000万Sドルのボトムに近いもので、某アナリストは同価格で落札できるなら買い得と評している。入札者が少なかった理由について、アナリストらは都市再開発局(URA)が売り出したチャイナ・スクエア7区画の中では最もラッフルズ・プレースから遠く、しかも面積が大きいため開発コストが嵩み、不動産市況が低迷する中でリスクが大きいこと、また今後多くの優良開発用地が入札にかけられる点を指摘した。15万500平方フィートの同区画は、32ユニットのショップ・ハウスの修復が義務づけられている以外、如何なる用途に使用することも自由なホワイト区画で、合計52万2587.35平方フィートの床面積が創出できる。アナリストはストトレーツ・トレーディングが商業不動産を開発するものと予想している。(ST,BT,LZ:10/10)
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