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1996-10-10 ArtNo.7933
◆＜星＞ナットスチール子会社公募、３０％以上の応募不足に
【シンガポール】中国を拠点に電子製品用プラスチック・金属部品の契約生産を行っているナットスチール・ブロードウェイの公募は30％以上の売れ残りを出し、不振な証券市場の新たな犠牲者となった。今年に入って以来応募不足を出したのは同社で3社目。
ナットスチール・ブロードウェイが8日発表したところによると、同社は先月3380万株を1株70米セントで公開、この半分を占める私募分は完売したものの、公募分については600万株が売れ残った。600万株のうち310万株はナットスチール・グループが買い取り、同グループの持株比率は48.7％から51％に拡大する。これに伴いナットスチール・ブロードウェイは同グループの子会社となる。また引受行のＤＢＳとＯＵＢが残る290万株を買い取る。同株は本日(10日)、シンガポール証取(SES)に上場されるが、最近のイージーニット・インターナショナル・ホールディングズやパシフィック・アンデス(ﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ)のケース同様、初日の終値は売り出し価格を下回るものと予想されている。(ST,BT,LZ:10/9)
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