1996-10-09 ArtNo.7920
◆<星>第3四半期の不動産投資販売、第1第2四半期下回る
【シンガポール】今年第3四半期の不動産投資販売(不動産開発用地およびビルの販売)は住宅開発用地の販売鈍化が響いて第2四半期の29億Sドル、第1四半期の39億Sドルを下回る25億Sドルにとどまった。しかし1~9月までの不動産投資販売は過去最高を記録した昨年通年の77億Sドルを上回る93億Sドルに達した。
不動産投資販売は不動産市場の中長期的動向の指標とされる。不動産コンサルタント会社ジョンズ・ラング・ウートンの報告によると、第3四半期の住宅開発用地販売は12億Sドルで、第2四半期の17億Sドル、第1四半期の21億Sドルを下回った。うち政府による宅地販売は第3四半期が7億3100万Sドルで、第2四半期の8億3700万Sドル、第1四半期の16億Sドルからやはりダウンしている。アパートのブロック一括販売を含む民間の宅地販売は第3四半期が4億7000万Sドルで、第2四半期の8億8100万Sドルを大きく下回ったが、第1四半期の4億8800万Sドルとほぼ同水準を保った。第3四半期の住宅開発用地の販売は不動産投資販売全体の49%を占めたが、第2四半期の58.3%、第1四半期の54.7%には及ばなかった。(ST,BT:10/8)
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