1995-03-09 ArtNo.789
◆イスラエル・ハイテク企業、<星>企業との提携に期待
【シンガポール】アジア市場への進出を目指すイスラエルのハイテク企業は、シンガポールの情報技術(IT)企業と製造/研究開発(R&D)領域で緊密な協力体制を築くことに強い関心を寄せている。
イスラエル大使館のAvi Liran商務参事官によれば、先月16~21日にシンガポールを訪れたイスラエル企業18社の代表はクリエイティブ・テクノロジー、アズテク・システム、IPCコーポレーション、シンガポール・コンピュータ・システム、ゴールドトロン等、シンガポールを代表するIT企業を実地視察した。これらのシンガポール企業はこれ以前に貿易代表団に参加し、イスラエルに赴いている。この内IPCは先週、イスラエル企業オプティベイス及びVCONにそれぞれ10%と26%資本参加すると発表している。Liran参事官によれば、イスラエルは米国カリフォルニア、インドのバンガロールに続き、第3のシリコン・バリーと化しており、既にマイクロソフトやアップルもデザイン・センターを設けている。したがってシンガポール企業にとってもイスラエルはベスト投資地に成りうると言う。業界筋によると、某シンガポールの上場企業は目下、イスラエルのハンド・ライティング及び音声認識システムの専門会社ARTとの提携を図っていると言う。(BT:3/8)
|