1996-10-07 ArtNo.7889
◆<星>データクラフト、米国企業GDCとATM領域で提携
【シンガポール】メルボルン証取上場のデータクラフト・アジアは、米国企業ジェネラル・データコム(GDC)とATM(非同期転送モード)技術領域における3年間にわたるパートナーシップを結んだ。
データクラフトのDes Althorp重役(MD/CEO)が4日明らかにしたところによると関係協定の下、同社はGDCのATM技術を応用した超高速電気通信交換機やマルチメディア・システム・アクセス・プロダクツのシステム統合サービスを手がける。3年間の関係営業額は最低2200万米ドルが見込める。関係技術の応用により音声/映像/データのワイド・エリア・ネットワーク上における統合が可能となり、ユーザーは遠隔教育、遠隔医療、インターラクティブTV、ホーム・ショッピング等にアクセスできる。アジアにおける通信インフラへの巨額な投資やマルチメディア/インターネット・アプリケーションの普及はATM技術の需要を急増させている。GDCのロス・ベルソン社長によると、目下アジアは6億米ドルのATM世界市場の5~10%を占めるに過ぎないが、1998/99年の世界市場規模は20億米ドルに拡大、アジアのシェアは2000年までに25~30%に達する見通しだ。データクラフトはその30%のシェアを占めることを目指している。両社のパートナーシップは中国、台湾、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、香港、インドネシア、フィリピン、ニュージーランドをカバーすると言う。(ST,BT:10/5)
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