1995-03-09 ArtNo.788
◆<星>国策チップ会社CSMに米系LSIが資本参加
【シンガポール】米国のセミコンダクター会社LSIロジック・コーポレーションがシンガポールの国策チップ製造会社チャータード・セミコンダクター・マニュファクチュアリング(CSM)に2000万米ドル出資することになった。
アジアン・ウォールストリート・ジャーナル(AWSJ)によれば、CSMはこれに伴い来年から先端的消費用電子製品やコンピュータ製品に用いられるLSI製品の量産を開始する。またLSIはCSMから優待価格で一定量のチップの供給を受ける。
CSMはサード・パーティー向けにチップを製造しており、ロックウェル・インターナショナル、アクテル・コーポレーション、ブルックトゥリー・コーポレーション等、約40社の顧客を有する。同社への出資会社の多くは米系企業だが、昨年は東芝がチップ製造技術の提供を約束している。CSMは昨年2億5000万Sドルの売上を達成、3700万Sドルの利益を計上した。AWSJによれば、LSIは96年までにチップの生産規模を2倍に拡大する計画で、今年7月には新チップ工場が完成すると言う。(BT:3/8)
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