1996-10-04 ArtNo.7863
◆<馬>ウォーブンテックス、三井/タツタとPVC合弁
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指すウォーブンテックス・コープBhdは三井物産及びタツタ・ケミカルCo Ltdと合弁で2000万Mドルを投じてPVC(ポリ塩化ビニール)を原料としたカレンダー・フィルム/シーツの製造/流通業務を手がける。
ウォーブンテックスのリム・ペンチョン重役(MD)が2日催された公募引受契約調印式後語ったところによると、PVCカレンダー・フィルム/シーツは食品、電子、玩具、文具、その他の様々な業界で使用され、マレーシアには月間800トンの需要が存在するが、主にタイや台湾からの輸入に依存している。合弁会社リジッドテクスSdn Bhdがマラッカ州ブキ・ランバイに設けた工場は先月試運転を開始、月間製造能力は400トン、初年度の予想売上は1500万Mドルで、グループ営業額の25%に貢献するものと期待されている。さらに2000万Mドルを投じて月産能力を1000万トンに拡大することも予定され、製品はフリートレード・ゾーンの工場や保税倉庫製造業者に供給される。
ウォーブンテックスは、ポリプロピレン、ポリエチレン、PVCを原料とした包装材料の製造/流通に関わる子会社を傘下に有する持ち株会社で、1997年7月期年度の予想売上は3150万Mドル、予想税引き前利益は650万Mドル、96年度売上は2923万Mドル、税引き前利益は422万Mドルだった。(NST,MBT,STAR:10/3)
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