SEAnews 1996-10-04 ArtNo.7859

【青島】シンガポールの国会議員ペー・チンフア／ケネス・チェン両氏が所有するサード・ドラゴン・デベロプメントPte Ltdは中国山東省における3億米ドルのテーマ・パークと5000万元(S$840万)の果樹園の開発に乗り出した。
開発が予定されているフオニウ・タウン・エンターテーメント・パークは1100畝(77ha)の地域をカバーし、中国の歴史を取り込んだディズニーランド・スタイルのものとなる。サード・ドラゴン社は目下、オーストラリア、日本、フランスの企業3社と提携交渉を進めている。サード・ドラゴンはまた青島から車で1時間のフアシャン市当局と、5000畝の観光果樹園の開発に関する60：40の合弁契約も結んでいる。
以上のテーマ・パークと観光果樹園事業は3億米ドルの外資誘致を目指し開発中の3800畝のシンガポール・サファイア・インダストリアル・パークを補完するものとなる。同パークについては中国側が既に2300万元を投じてインフラの整備と工場ビル19棟の建設を完了している。
サード・ドランゴン社はまた3000畝の土地に3期に分けて36ホールのゴルフ場と住宅を開発中で、既に2490万米ドルを投じた第1期工事分の9ホールのコースが完成、7月28日からオープンしている。今月中には更に9ホールのコースも営業を開始する。また432ユニット、合計6万平米のアパートが完成しており、内300ユニットはシンガポーリアンの他、マーレーシア人、インドネシア人、香港人、日本人、韓国人、地元民に売却されている。第2工事では2000万米ドルが投じられ、クラブ・ハウス、ショッピング・センター、200ユニットのバンガローが建設される。同工事も既に着手されているが、資金難から完工期日は当初予定の1997年末以降になる見通しだ。(BT:10/3)