1996-10-03 ArtNo.7841
◆<星>ピデムコ、国際プレヤー目指す新戦略発表
【シンガポール】政府系不動産会社ピデムコ・ランドは、今後5年間年率10~15%の増益率を維持することにより、資産ベースを現在の43億Sドルから1.5倍に拡大、国際級の不動産会社になることを目指す。
政府持株会社タマセク・ホールディングズ傘下のシンガポール・テクノロジー(ST)グループに加わって3カ月になるピデムコは1日、新企業戦略とロゴを発表した。リウ・ムンリョン社長が記者会見の席上語ったところによれば、同社は、1)国内の民間住宅や商用不動産市場における指導的地位の確立、2)アジア太平洋地域におけるプレゼンスの拡大、3)不動産マネージメント業務の輸出に努める。同社は現在、中国、マレーシア、ベトナム、ミャンマーなどで10件のプロジェクトを手がけているが、資産と収益に占める海外業務の比率をこの先10年内に30%に拡大する。シンガポール証取(SES)上場の日程について、リウ社長はコメントを避けたが、昨年度は税引き前に1億3300万Sドル、税引き後に8000万Sドルの利益を計上、前年比30%強の成長を達成したと言う。この日、ピデムコは、同社のインターネット・ウェブサイト(http://pidemco.com.sg)も発表した。(ST,BT,LZ:10/2)
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