1996-10-03 ArtNo.7840
◆<星>オーチャード・ロードに巨大ショッピング・モール誕生
シンガポール】政府系の不動産開発会社ピデムコ・ランドとセンターポイント・プロパティーズ(CPL)はオーチャード・ロード沿いに両社が所有する商業ビルや不動産を統合し、未曾有のメガ・ショッピング・モールに変身させる計画だ。
ピデムコのリウ・ムンリョン社長が1日明らかにしたところによると、これらの不動産とは、ピデムコ所有のオーチャード・ポイント、カッページ・センター、テラス、プラナカン・プレイスと、PCL所有のセンターポイント・ショッピングセンターで、両社の委託を受けたDPアーキテクツは、11月中に関係調査を完了する。同社長は、強力な磁石のように買い物客を引きつけるシームレスなショッピング・モールを創出し、ギーアン・シティなどに対抗していくと語った。しかし、テナントの入れ替え等の調整はあっても、それぞれに個性をもつ既存ショッピング・センターを再開発する考えはないと言う。不動産コンサルタント会社ジョンズ・ラング・ウートンのスティーブン・チュー専務取締役は、小売業界の低迷と競争激化が両社の提携を促したもので、象徴的かつタイムリーな動向とコメントしている。(ST,BT,LZ:10/2)
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