1996-10-02 ArtNo.7831
◆<馬>バクン・ダム建設契約の調印、再度延期
【クアラルンプル】バクン・ダム・プロジェクトの開発業者Ekran Bhdは、9月30日にアセア・ブラウン・ボベリ(ABB)に率いられるコンソーシアムと、総額136億MドルのEPC(エンジニアリング・プロキュアマント・アンド・コンストラクション)契約に調印する予定だったが、契約条文に関する技術的意見の不一致を理由に再度延期した。
レオ・モギー エネルギー通信郵政相は月曜(9/30)、以上の消息を明らかにするとともに、巷間に伝えられるEkranの財政問題説を否定した。同相によれば、両当事者はこの日会議を催し、関係問題を協議したもようだ。消息筋は同会議の結果、契約は今週中にも調印されるだろうとしている。Ekranは先週金曜、クアラルンプル証取(KLSE)に対して契約調印は無期限延期されたと報告している。ABBとブラジル企業Companhia Brasileira de Projectos e Obras(CBPO)のコンソーシアムは今年6月13日にダムの設計/建設及びサラワク州と半島マレーシアを結ぶ1300キロの海底ケーブル敷設に関わる工事を発注されたが、関係契約の調印は、当初予定されていた8月末から9月11日、そして9月30日に繰り延べられていた。(NST,MBT,ST,BT:10/1)
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