SEAnews 1996-10-02 ArtNo.7828

【シンガポール】ノルウェーの造船・エンジニアリング会社クベルネルＡＳは今月、船舶関連機器事業の本社機能などをシンガポールに移転する。
Ｔ.アンドレセン上級副社長は、今月半ばにシンガポールに開設される新オフィスは、船舶機器世界業務の本社機能を果たすことになると語った。クベルネルＲＪブラウン(石油/ｶﾞｽ)、クベルネル・パルピング(ﾊﾟﾙﾌﾟ･ﾌﾟﾗﾝﾄ)、クベルネル・ナショナル(水力発電)を含む約20社がその傘下に収められる見通しで、同社は先に、経済開発局(EDB)に地域営業本部(OHQ)ステータスを申請する意向を表明していた。同社のアジア太平洋地域の年間売上は25億米ドルで、世界売上100億米ドルの25％に貢献しているが、今後10年内に同貢献率は50％に拡大する見通しだ。クベルネルのＡ.ハナ造船担当副社長によると、同社は最近、中国国有チャイナ・ステート・シップビルディング・コーポレーション(CSSC)との間で協力趣意書を交換、中国造船市場進出の足掛かりを得た。シン・カン造船所との提携に関心が有り、船舶設計や造船関連Ｒ＆Ｄでも中国側と協力を希望していると言う。(BT:10/1)