1996-10-02 ArtNo.7826
◆<星>デュポン、域内事業にUS$15億投資計画
【シンガポール】米国の総合化学会社デュポンは今後5年間にシンガポールを含むアジア太平洋地域に15億米ドルを投資する。
ジョン・クロル社長兼CEOが月曜(9/30)発表したところによると、同社はトゥアスに1億4000万Sドルを投じて特殊ファイバーを製造する第2工場を建設する。また、7億5000万米ドルの新工場をシンガポールに建設することも検討しているが、投資規模が大きいため最終決定はまだ下されていない。このほか中国、インド、マレーシア、インドネシアなどの各種プロジェクトに投資する。アジア太平洋地域は同社にとって急成長を遂げつつある市場で、域内売上は年率20%拡大、昨年は35億米ドルを記録した。世界売上に占めるアジア太平洋地域のシェアは7%に過ぎないが、西暦2000年までには20%に相当する90億米ドルに達する見通しだ。現在、地元企業や米国企業と30件の域内合弁事業を手がけており、別に40件の合弁交渉が進められている。クロル社長はまたインド市場に殺到し始めた米国企業との合弁に関心を表明した。(ST,BT,LZ:10/1)
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