SEAnews 1996-10-01 ArtNo.7814

【パロアルト】インテル・コープは来年第1四半期にマルチメディア機能を組み込んだＭＭＸペンティアム・チップを市場に投入する。
インテル社のフランク・スピンドラー重役(MD)が先週明らかにしたところによれば、最初の製品は166ＭＨｚ(ﾒｶﾞﾍﾙﾂ)と200ＭＨｚのもので、同時にモービル・バージョンも出荷される。また来年上半期中にはペンティアム・プロ・バージョンも紹介される。ＭＭＸは中央処理装置(CPU)のパワー消費を最大40％カット、余力を他の用途に転用できる上、マルチメディアのパフォーマンスを20～50％アップする。アプリケーションに関しては、マルチメディア・アプリケーションとホーム・アプリケーションが先行するが、ビジネス・アプリケーションも来年を通じて発表される。イメージングとビデオ・コンファランシングがビジネスへの最初の応用例になるものと見られる。グラフィック・カードやソフトウェアーをＭＭＸチップと組み合わせることにより、より複雑なマルチメディア・システムを創造することも可能だ。ＭＭＸペンティアム・チップは一般のペンティアム・チップに僅かなプレミアムを上乗せして販売されるが、引き続き非ＭＭＸペンティアムも供給すると言う。(BT:9/30)