1996-09-30 ArtNo.7797
◆<星>テレコム、12月に国際電話料金を再引き下げ
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)は12月に国際直通ダイヤル通話料金を再度引き下げる計画で、1997年3月期年度における3度面の値下げとなる。
シングテルのリー・シエンヤン重役(CEO)が27日の年次総会後語ったところによれば、主要諸国向けIDD通話が値下げの影響を受ける。しかし同氏は具体的な地域や値下げ幅は明らかにしなかった。ここ数ヶ月のIDD通話の利用の伸びは鈍化しているが、総じて悪くなく、国内経済成長とほぼ同一基調をとっている。今年のシンガポールの国内総生産(GDP)成長率は7.5%と予想されており、シングテルのIDD通話の成長も合理的水準を維持できる見通しと言う。アナリストらは今年通年のIDD通話の成長率が昨年の22%から15~16%に下降するものと予想していたが、今年4-7月の成長率は12%、8月のそれは4%にとどまった。シングテルの昨年の国際通話収入は8.4%の成長を見たが、4月と9月の値下げでIDDの1分当たり料金は既に1.94Sドルから1.84Sドルに下降している。シングテルは完全所有するスウェーデンのケーブル・テレビジョン、Stjarn TVの権益売却説を否定した。(BT,LZ:9/28)
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