1996-09-28 ArtNo.7788
◆<馬>首相、マサチューセッツ工科大支援下の大学創設案を支持
【ボストン】マサーチューセッツ工科大学(MIT)を訪問したマハティール首相は26日、同大学の支援下に民間部門がマレーシアに工科大学を創設する構想に支持を表明した。
エンコープ・グループ重役(CEO)を務めるサラワク拠点のビジネスマン、エフェンディ・ノルワウィ氏とサプラ・ホールディングズのシャムスディン・アブドル・カディル会長の発案になる同構想は来年着手される。首相のMIT訪問に随行したエフェンディ氏が語ったところによると、マレーシア・ユニバーシティー・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジー(MUST)と命名される予定の同大学は研究開発(R&D)、特にエンジニアリング領域の研究を重視する。スラゴール州政府は必要な土地の確保を約束、MITも計画の立案、インフラの整備、教授団/科学者の提供等の面で支援を引き受けており、順調なら来年にも大学院コースを開講できる。同大学は単にマレーシアだけでなく、アジアの工学、科学、技術領域における指導的な学府になると言う。(MBT,LZ:9/27)
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