1996-09-27 ArtNo.7768
◆<星>シーメンス・ニックスドルフ、S$4000万追加投資
【シンガポール】シーメンス・ニックスドルフ・インフォメーションシステムズAG(SNI)は向こう数年間に3000万~4000万Sドルを投じてシンガポールにおける製造施設を拡張する。
アジア太平洋地域向けPC(パソコン)や世界市場向けのプリンター及びキャッシュ・レジスターの製造を手がけるSNIのシンガポール工場にはこれまでに1億1000万Sドルが投じられている。同社のリム・クンホン工場長は、「拡張計画は製品需要に依存して柔軟に進められ、現状では新工場を設ける計画はない」と語った。アレックス・ハス副社長によると、アジア太平洋地域の今年の売上げは2億8000万Sドルが見込まれるているものの、同社営業額の2.5~3%に貢献しているに過ぎないと言う。しかしながらSNIシンガポールのリチャード・リー重役(MD)によると、アジア太平洋地域重視の新戦略により、こうした状況は変化する見通しだ。特に中国、インドネシア、マレーシア、インドの潜在性は大きく、10年内に当地域の世界売上げに対する貢献は15~20%に拡大するものと見られる。同社は2000年までにアジア太平洋地域営業額を10億米ドルに引き上げる計画と言う。(ST,BT:9/26)
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