1996-09-27 ArtNo.7766
◆<星>ITメガハブ目指し20万人にIT訓練:副首相
【シンガポール】政府はシンガポールをアジア太平洋地域の情報技術(IT)メガハブとするため向こう5年間に20万人にIT訓練を施すITパワーベーシック・プログラムを実施する。
トニー・タン副首相兼国防相が25日催されたコムデクス・アジア96の開幕式の席上明らかにしたところによると、同訓練計画は国家コンピューター局(NCB)が先月発表した向こう5年間に5万人を訓練するITパワー21スキームを補完する。またシンガポールは域内のITメガハブとして次の3領域で主要な役割を演じることができる。先ず1T製品の付加価値中継貿易基地として、輸入IT製品のカスタマイズや包装、インターネットやCD-ROM、オンライン・データベース方式による再輸出が可能だ。第2にシンガポールは先端情報技術のセンターとなることができる。第3に域内の電子取引を集中管理する、IT商取引のクリアリング・ハウスの役割を担うことができると言う。
この日は住宅開発局(HDB)、内国歳入局(IRAS)、不動産会社ERAネットワークLtd、ナットスチール、コーエンマン・キャピタル・マニュファクチュアリング、ABN(S)シンボリック・テクノロジーズ、ダイイチ・メディアPte Ltd、データビジョンPte Ltd、ナリッジ・エンジニアリングPte Ltd、アンダーソン・コンサルティングにナショナルITアワードが授与された。(ST,BT,LZ:9/26)
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