1996-09-26 ArtNo.7761
◆<馬>KKB、バクン・ダム関連の契約交渉を半ば確認
【クアラルンプル】サラワク拠点のKKBエンジニアリングBhdは24日、スチール構造物の製造に関わる交渉を進めていることを公表、バクン・ダム関連事業契約に関する巷間の噂を半ば確認した。
バクン・ダムの開発業者Ekran Bhdのティン・ペックキイン会長はKKBの支配権益を握った後、同社に関係契約を発注する計画との噂が流れ、同社株は6月19日の6.45Mドルから9月19日の17.10Mドルに250%の値上がりを見た。しかしKKBはクアラルンプル証取(KLSE)の質問に対して、こうした噂に何等関知せず、株価高騰の理由も分からないと回答していた。この日記者会見したKKBのコク・カクベン重役(MD)は、某方面との契約交渉が進められており、こうした契約の1つは同社が中核業務とするスチール・ファブリケーションに関わるものと語った。
一方、KKBはシェル(M)Bhdと、家庭用LPG(液化石油ガス)ボンベを向こう3年間に30万~40万本納入する総額4000万Mドルの契約を結んだ。これによりLPGボンベの製造は同社の主要な収入源となり、また国内LPGボンベ製造領域における指導的地位の確立を目指すが、同社は今後もスチール・ファブリケーションを中核ビジネスとして行く。同社は来年初、クチンにおけるスチール・ファブリケーション工場の建設に着手、1997年末乃至1998年初の完成を目指すと言う。(MBT,STAR:9/25)
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