1996-09-26 ArtNo.7759
◆<馬>ワン・アドゥリ氏、ブリッジコンを企業王国の中核に?
【クアラルンプル】ブリッジコンBhdのタン・コクピン副会長は24日、同社の全持ち株190万株(9.52%)を売却したとクアラルンプル証取(KLSE)に報告したが、アナリストらはワン・アドゥリ・ワン・イブラヒム同社会長とラドゥアンMdタリブ氏がその買い手と予想している。
これ以前にはブルジャヤ・グループが傘下2企業を通じて保持していた合計460万株(23.06%)のブリッジコン持ち株をラドゥアン氏の個人所有会社ランパイ・バイドリ・ジャヤSdn Bhdに9202万Mドルで売却したと発表している。ラドゥアン/ワン両氏はブリッジコンの54%のシェアを掌握したもようで、今後一層の発展が予想されている。またワン氏は最近、会長のポストをラドゥアン氏に譲り、自身は副会長に就任する意向を表明している。
アナリストはブリッジコンが、構想段階のものも含め目下ワン氏が手にする複数のメガプロジェクトのメイン・コントラクターになるものと予想している。これらのプロジェクトには50億MドルのKLリニア・シティー・プロジェクト、コーズウェイの大橋への掛け替え事業、KL市内プトラ・ワールド・トレード・センターに隣接した学校2校の敷地の複合再開発プロジェクト、全国下水道民営化事業が含まれると言う。(STAR:9/25)
|