SEAnews 1996-09-26 ArtNo.7753

【シンガポール】インドのソフトウェア会社ナショナル・インスティテュート・オブ・インフォメーション・テクノロジー(NIIT)は向こう5年間に5億Ｓドルの域内売上げ達成を目指し、シンガポールにＡＳＥＡＮ研究開発(R&D)センターを開設する。
ＮＩＩＴのビジャイ・タダニ社長兼ＣＥＯによると、同目標を達成するには今日の2000万ＳドルのＡＳＥＡＮ売上げを24倍に拡大する必要があり、野心的と言えるが、達成可能である。何故なら域内の専門サービス市場は年率20～35％の成長を遂げており、中でもシステム統合サービスの成長率は年率40％に及ぶ。Ｒ＆Ｄセンターにはスタッフ10人が配置され、当初投資額は50万Ｓドル、テクノロジー・フォーカスト、基礎研究、技術支援、製品開発を手がける。同社は最近国防省から金融サービス情報システムの開発に関わる650万Ｓドルの契約を獲得、総理府とは公務員のインターネットを通じた訓練に関する契約を結んでいる。(ST:9/25)