1996-09-25 ArtNo.7743
◆<馬>SAAG、セルロース・アセテート繊維を合弁製造
【クアラルンプル】石油/ガス業界向けに設備やサービスを提供しているSAAGコーポレーションBhdは23日、オランダ企業インパクト・インダストリアル・コンストラクションNVと70:30の出資率でシガレット・フィルター、繊維、ダイヤパー、可塑剤、ケーブル、ロープ等の中間原料となる輸出向けセルロース・アセテート・タウ(CAT)を製造する合弁契約を結んだ。
SAAGのガン・チンライ重役(MD)によると、年産3万6000トンの工場はポート・クランに設けられる可能性が大きく、初年度(12ヶ月)の売上げは3億Mドル、税引き前利益は4000万Mドルと見込まれる。新工場の建設は来年第1四半期に着手、1998年第3四半期の操業開始を目指す。工場の建設コストは1億1500万Mドル、内25%(M$3000万)は自己資本で、残りはシンジケート・ローンにより賄う。CATは中国、日本、韓国、インドネシア等で製造されているものの、需要に応じ切れない状況で、ベトナム、インド、パキスタン、バングラデッシュ等の市場潜在性も大きい。同事業は、発電事業のように長期にわたる懐妊期間も必要とせず、グループの主要な収入源になる見通しだ。(NST,MBT,STAR:9/24)
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