1996-09-25 ArtNo.7742
◆<馬>Porim、地元企業とパーム油製包装紙処理剤製造
【クアラルンプル】マレーシア・パーム油研究所(PORIM)は、地元企業センチュリー・パッケジング・インダストリーSdn Bhdと、パーム油による包装紙の表面処理に関する協力覚書を交換した。
PORIMのユソフ・バシロン所長が23日語ったところによると、同研究所の初歩的研究によれば、パーム油から製造された表面処理剤は人畜無害な上、この種の表面処理は摂氏80度以下で行うことができるため、食品包装紙の加工に適しており、再生も可能だ。これに引き替えポリエチレンを用いたラミネート加工の包装紙は200度以上で処理する必要が有り、再生利用も難しい。一部の国では焼却に伴う大気汚染を防止するため、包装紙のポリエチレン加工自体を禁止している。センチュリー・パッケージングはテレフォン商標のホーカー(露天商)向け包装紙を製造供給している。この日スターとしたPorimインターナショナル・パーム・オイル・コングレスの会場で、Porimはこの他、Cenipalma社とのコロンビアにおける油椰子の病害に関する研究、グレース・ペニンシュラ(M)Sdn Bhdとのパーム油を原料とした各種洗剤の製造、CASIMA(M)Sdn Bhdとのパーム・カーネル・ペレット/ケーキを原料としたフィチン、フィチン酸、イノシトール(筋肉糖)の製造に関わる3つの覚書を交換した。(NST:9/24)
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