1996-09-25 ArtNo.7741
◆<馬>7月の貿易収支M$6.245億の赤字記録
【クアラルンプル】マレーシアの7月の貿易収支は5月、6月の黒字から再び6億2450万Mドルの赤字に後退した。
7月には輸出が前月比2.5%減の159億Mドルにとどまったのに対し、輸入が前月比5.1%増の165億Mドルを記録した。スタンダー・チャータード・バンクのエコノミストは、「赤字が10億Mドルに達する可能性も予想されていたことからすれば、6億台の赤字は依然楽観し得る。5月、6月の黒字は予想外だった」と指摘、野村リサーチのアナリストは「7月の赤字は若干予想を上回ったが、懸念するには当たらない」、「マレーシアはさらに多くのインフラ・プロジェクトを実行しており、輸入の拡大は予想されたこと」とコメントした。これにより年初7ヶ月の貿易赤字は14億Mドルとなり、昨年同期の69億米ドルを大きく下回っている。同期間には輸出が11%増の1124億Mドル、輸入が5.2%増の1138億Mドルを記録した。スタンダード・チャータード・バンク・アナリストは今年通年の赤字は昨年の94億Mドルから10億Mドルに縮小すると予想している。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:9/24)
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